TAKパラグライダースクール
2006 Paragliding World Cup 1st stage Brasil
3月21日


写真中央の奥に見えるのが雄大積雲!?

TASK2
タスク:D01−G09(15kmスタートシリンダー)−G10−G22
→テイクオフからくの字になるようなルートでゴールを目指す。
タスク距離:57.5km

天候:おおむね良い天気だが、大気の状態は引き続き不安定で午後から積乱雲が発生する可能性有。
ゲートオープン:11:45 スタート:12:45

テイクオフゲートオープンから1時間後にレースが始まるのだが、テイクオフの後方に発生した積乱雲がじりじりソアリングしている選手に近づいてくる。あと5分スタートが遅かったらタスクキャンセルになっただろうと思えるほどぎりぎりの判断。

スタート前のポジショニングは、テイクオフの山に80%ぐらい、対岸の小山に残りの選手がいた。日本選手の中では、対岸に只野がいる以外はみんなテイクオフの上にいた。

スタートしてから最初のターンポイントはCasteloの町の西側。そこに行く手前で二手に分かれていたグループは合流し、2つ目のターンポイントを目指した。
雲量は多めなのでサーマルの周期はアッちゅう間で乗り継ぎで出遅れると上がらないどころか上昇気流がなくなったところは下降気流に変化する、ということでかなり損する。

順調に進んでいたような気でいたが、最後の局面で低くなりパニック!!
これで降りたら元も子もない。
積極的に攻めていたつもりが肝心なところで消極的になり「尾根を飛べば、、、」と思い風上側の尾根を飛んだが何もなかった。一緒にいたパイロットは風下側にある岩盤に低く取り付き、上がり、ゴールへ行ったしまった。
積極性と消極性。攻めと守り。進むのは攻めなのか守りなのかその判断は難しいが判断で迷うのならば自分が正しいと思ったことをすればよい。
結果的には失敗だったが、判断することにおいて積極性を出していくことに気が付いただけでも収穫と思う。

降りたところは大草原。
車も人家もない。
ただ放牧している牛と馬がいるだけ。

こんな辺鄙なところに降りたら誰も来ないだろうと思ったら、杖ついたおじさんがニコニコしながらきた。話しかけてくるもののなんのこっちゃかわからなかったが、道まで案内してくれてなんかジーンときた。みんな親切で良い人ばかり。
挨拶は親指立てるだけで通じる。良い国だね。



この辺はソアラブルで楽しかった


ようこそ!大草原へ

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