「PWC最終日。最後だからといって気張りすぎずいつもの様に飛べば良い結果が出る。」
朝のミーティングでみんなの心の中にしっかり刻み込んでおこうと誓い合った。
天気はすごく良い。雲底なんかいままでで一番高い。Best Day !
TASK2 タスク距離 42、9km
ゲートオープン 12:15 エアースタート 12:45(クロックスタート)4Lines
飛んで行く方向はいつもと同じ。いつもよりコース取りをひねってある点以外難易度は低いはずだった。問題は、コース上に雲がない事。雲の道がないと上昇気流もない場合が多い。それから、いつもより雲底高度が上がったからか、風が少し強い。テイクオフで4mぐらいのブロー。
1回高く上がれば楽勝のコンディションだったのに、、、このエリアに来て初めてすっ飛びました。(すっ飛びとは、上昇気流を見つけれずに泣きながら降りて行く事。)テイクオフして少し横からの風が強くなって、山の後ろに流されたらそのまま、、、
スタートパイロンすら取れなかった。こんな事あってはならない事です。ほとんど競技のプロとしてやっているのにそりゃないぜ!悔しさを胸にヒッチハイクして帰る途中でジンさんに出会いました。ジンさんは1本すっ飛んですぐタクシーで山頂に上がって2本目飛んだらまたすっ飛んで降りたところだった。ジンさんが俺を見て「エリアをよく知りすぎたなぁ」。知りすぎたために肝心な所で我慢できなかったのか。失敗から学ぶ事は多い。次、失敗しない為に良く覚えておこう。この気持ちを。
今回、ジミーに会う事が多い。今日も、ジンさんがいたところにジミーがいた。女子総合トップの神山選手もそこにいる。ゑ!もしかして!今日の失敗で総合トップからかなり格下げだぜ!もったいないな〜。
レースは、ちゃんと上げた人で順調に進行してました。扇澤選手は、むらの無い飛びでゴールした。川地選手は、最初で降りそうになったものの持ち前のモチベーションで上げ返してこの日6位。加藤選手も、最初苦しかった様だが上げなおせてゴール。田中選手は、ゴール近くまで飛んだが途中でランディング。
以下省略・・・
終わり良ければ全て良し。
終わりが悪かったけど学ぶべき事が多く、結果は不満ですが内容は満足です。
午後9時30分に表彰式の予定がなかなか始まらない。どうやらもめているようだ。今日の最終タスクでオーガナイザー側のミスがあったようです。13:30のスタートのサインが4分遅れた事で降りた選手がいるとかでもめてます。タスクは成立したのに、いや、したはずでしたが、
午前12時 表彰式の前に今日のタスクは不成立との事。しょうがないな。競技会はフェアーに。
ということは、神山和子選手、女子優勝!!!!!!!
すげー!おめでとう!!!
パンアメリカンに続き日本チーム大活躍だね。
神山選手、こつこつと頑張ってきた甲斐があったね。良い結果だ。
心技体のバランスが良いと結果も良くなる。競技とはメンタル的な所が大変重要な事です。空を飛んでいる楽しさの中には地面から足が離れているかぎり恐怖感が少なからずあるもの。普通の、例えば野球とかサッカーとかの競技とはちょっと違う。だから精神的に強くていっぱい練習して技術があって、経験豊富で冷静かつ的確な判断の出来るパイロットが優秀なのです。それが結果で出てくる。競技に興味が無いパイロットにも同じ事が言えます。長く空を飛ぶ為には、、、
説教じみてきたので、今日はここまで!
あ、おれ総合27位だったとおもう。神山選手の一つ上。
その他の選手は、3月17日のタスクで失敗してるので良くなかった。
今晩は、リオデジャネーロで一泊。コパカパーナビーチへ行ってきます。明日の朝はビーチに午前6時30分集合で朝の最終ミーティングをします。帰国は、22日の昼過ぎの予定です。
ブラジル ファイヤー!!!!!