BRASIL GOVERMADOR VARADARES No.3 (00/03/15-)


PWC4日目 (3月15日)

 え!昨日は、ホワイトデーだったのか。しまった、あの子とあの子とあの子にお返しをしなければならなかったのに。残念、、、もしかして、ブラジルで何かを買っていかないといけないかも。(都合の悪い事は、忘れましょう。)オーバーチャージが怖いからナカツカの饅頭で我慢してください。

 今日は、またしてもフリーディスタンスをやりました。昨日と違う点はテイクオフがクリアーな事のみ。雲り空は相変わらずだし、サーマル(上昇気流)も弱そう。辻強選手が復活したというのに!恐るべしケロケロつよしくんの呪い!

「飛んで行け!カワチンガー!」

 前回書いた100km先のゴール“カラマンチ”は訂正です。正式名称“カワチンガ”ちなみに、川地選手のロボットバージョンではありません。(それも面白いかも)

<カワチンガーZ>

 全 長:180cm
 重 量:80kg 
 燃 料:米、その他(腹が痛くなるまで食べることができる)
 排気量:三万六千cc
 馬 力:三馬力
 燃 費:2、8km毎L

チームフライト

 話の路線が脱線した様ですが気にしないで下さい。

 雲り空でもサーマルは有るぞ!さすがのPWCパイロット!今日みたくコンディションの渋い時は一人でサーマルを探すと効率が悪い。上手いパイロットが三人以上集まればサーマルのない所でも作る事が可能ではないかと思うぐらい。おまけに、ブラジルにはウルグゥーという日本でいうトンビみたいなやつがいてですな、こいつがまた上昇気流にのって多い時で30羽ぐらいで群れているんだわこれが!サーマルポイントには必ずいますね。そういえば、ブラジルで飛んでいたらいろんな鳥と出会うなぁ〜。尻尾の長いやつとか、、、まるで、野鳥の王国みたい。

 みんなで飛んでいると見えない空気の流れが見えてくるような気がします。

 回りくどく書いてしまったが、俺は15kmぐらいで降りました。タスクは、不成立です。不成立の理由は、最低限飛ばなければ行けない距離があってそこを大会に出ている選手の中で20%が超えないと不成立。今日は、20kmがそのライン。越えられた人は10数名のみ(20人以上だと大丈夫)。トップは約40km飛んだ。

テイクオフ

 渋い中、我慢して飛んだのに、、、

 今日から、私は変化します。我慢の子。

 パラグライダーの競技は聞こえはかっこいいけど、約80%は我慢しないといけないことばかりです。たとえば、今飛びたいと思ってもゲートが開くまで、もしくは順番がくるまでだめだし、サーマルソアリングもたくさんの人と飛ぶから好きな時に回せないし、当たり前にがまんしているけど短気な人はだいたい失敗するのだ。私も、散々それで失敗してきたから、、、

おっと、もうこんな時間だ。
オヤスミ、、、、(午後9時まわったところ)


スタートパイロンへ

PWC5日目 (3月16日)

 昨日より今日、今日より明日でっせ!
 朝の雰囲気はまずまず。秋雨前線のしつこい雨空は日に日に良くなってます。山頂が朝から見えている事、雲底高度が上がった事、もっと良くなれーーー!
 昨日に続き、今日も我慢の飛びでいくでぇ〜

タスク − テイクオフから北東方向へやく30km行って帰ってきなさい。スタートは、グランドスタート。

※グランドスタートとは、、、その字の通り地面から足が離れた時がスタートタイム。空中からスタートする方式とは異なる。

結果、10位。

 大会は昨日と同じ理由で不成立。残念だけど、トップフライヤー達と競って飛べたのは楽しかった。途中でむちゃくちゃ低い所からフランスのイブ、その他3人とともに這い上がってきたのは感動モノでしたよ。対地高度100mを切ったあたりから一気に1600mまであがった。蒸し暑い地上から涼しい空の上まであがってこれてよかった。つよしくん調で「がんばれー!」と、祈りながらとびました。

PWC、残す所あと二日。
天気が良くなれば良いのにね。
あーした天気になーれ!
たのむで!しかし!

タスク1 (3月17日)

天候:快晴  気温:暑い  体調:川地選手は腹イタ、その他の人は全然大丈夫

よっしゃー!今日は決めたるでー!

TASK1  タスク距離 53、3km
ゲートオープン 12:00  エアースタートタイム 13:00からクロックスタート(4Lines)

 やっとブラジルらしいコンディションに戻った。天気は良いし雲底も高い。なによりも雨の気配がないのが良い。

13:00 テイクオフ

 テイクオフを遅らせた理由は飛んで最初のサーマルが渋いし、スタートパイロンまでのつなぎのサーマルもまだ時期尚早だったから、飛びたい気持ちを押さえて待って待って飛んだ。我慢したおかげでスタートパイロンまでは良い高さで行けました。もうちょっと我慢したらよかった。結果論だけど。

13:30 エアースタート

 13時15分でスタートしたパイロットはみんな降りたようだ。先に飛んでいる人はいない。これはまずいな。先行組がある程度エスコートしてくれないと失敗のおそれがあるぞ。30機ぐらいの集団の中にジミーパーチャ(イタリアの選手で二回チャンピオンになってる)がいるし、後々先行してくれそうな人がいるからこのままいっしょに行こう。

 スタートして最初のサーマルポイントはいつも難しい。簡単に当たる確率は少ない。しばらく探りを入れたが弱すぎて使いものにならない。もっと良い場所がないか捜しに行く様子もない。自分から行くのは大変リスクがあるが仕方がない。予想通りサーマルがあって、ブラジルのパイロットとジミーと鳥達と雲底まであがった。

 高く上がれたのは、ジミーと私とブラジルのパイロットのみで一緒にいた集団はまだ同じ所でうろうろしてます。ここから雲の道を3機編隊でしばらく飛びましたが途中で雲の道が途切れてしまい、色々手を尽くしましたがあと20kmも残してランディング。

 今日のレースを分析すると、13:15でスタートした組はスタートの後で全滅。私のいた30分スタートの組はゴールに向かって右のコースを選択して途中までしか行けませんでした。それを見ていた45分の組は道の左側を通って楽にゴールまで飛んでいった。クロックスタートの難しい所です。賢い人はほとんど45分スタートしてました。

んー、失敗したけど得たものは大きいレースでした。

ドラゴン

 他の選手の結果は、、、
 ドラゴン宮田歩選手がPWC初参戦でこのタスク四位でゴール。すばらしい。マングース川地正孝選手は、最後に勝負に出て失敗。1か0かの勝負はだめ。反省してください。神山和子選手は、私より少し先にランディングした。なんと、総合順位は女子トップ!!
 他の選手は、途中までで降りちゃいました。



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