ブラジル遠征の巻 その3 (00/03/05-)


タスク2 (3月5日)

トラック

AM6:00 起床
  6:30 朝食
  7:00 チームミーティング
  8:30 オフィシャルトラックにてテイクオフへ

 このトラックで移動というのがなかなか曲者で、一台のトラックの荷台に機体と人がすし詰めになって山道を1時間かけて上がる。山道は所々急な道で結構苦しい。
 12:30 ゲートオープン(テイクオフできる時間)
 13:15 レーススタート


 ※パラグライダーの大会を知らない人へ※

 パラグライダーの大会の競技は、上昇気流をよく観察して決められたポイントを速く廻る。自然相手なので絶対に成功するというタクティクスはないけれど、経験の豊富なパイロットは確率的に良いコースを選び、効率良くゴールまで飛んできます。最後まで廻れないで途中で降りちゃってもそこまでの飛んだ距離のポイントをもらえます。

 私達のチームは、前日はどうだったかとか、過去のデータ-はどうなのかを話しあい、何が成功したのか何が失敗だったのか徹底的に話し合います。

−で、実際のレースはどうだったかというと、、、

フライト

 前日の雨で空気が湿っていて今日も朝から怪しい雲行。
 たいてい弱い東風が本流で、雲は東から西へ流れていきます。この日もいつもの風で東には今にも降出しそうな雨雲
 12時半にテイクオフのゲートが開いたけれど早く飛ばないと雨の打たれそう。急げー!
 みんな急いで飛んだよ。飛んでからも冷静に迫り来る雨雲を観察しながら飛びました。

 

 13:30 クロックスタートによりスタート。(クロックスタートとは・・・レースの始まり方は空中でスタートになる建物を撮影する。スタートの時間は決まっていてこの日は13時15分から15分おきに四回スタートが切れる方式だった)

 テイクオフより13km風下のスタートパイロン。ここに着いた時にはテイクオフした山は雨の中、、、後ろに迫るシャワーラインの魔の手。ゴールまではまだ25kmもある。

「急がねば、雨に打たれる!」競技を進行させるよりそれが大事。じゃあ、早く降りたら?と、言われたら・・・

 僕は途中までしか行けなかった。理由は、雨に追いつかれて上昇気流もなくなってしまったから。

 結果、辻強選手が接戦の末1位でゴール(1時間9分)! 川地選手もゴールして4位。4人しかゴールできない渋い戦いだった。

初戦は、良い結果だった。びしょびしょになったけど・・・

雨の中でもパラグライダーって飛ぶけど全然面白くないぞ!

 本番までの大切な一番。1本のフライトでいかにレースをイメージできたのか?雨が降っても中止の一声がなかったら飛ぶべきだ。(雨が降ったら前が見づらくなる)ワールドカップだったら??

トランジット1
トランジット2
トランジット3

タスク3 (3月6日)

 岩屋伝言板にも書いてあったみたいだけど、このレースは2位でした。53.4kmの風下に飛んで行け!のタスク。コンディションは、昨日よりはるかに良い。なぜ2位だったか?

 渋い中我慢して飛んだから。それから、実は一位になるはずだったけど最後に余分に上昇気流をつかんで上げたから。ゴールの場所がわからなかったから余分に上げてしまった。ちくしょう!

反省・・・

次回は、場所がわかったので頑張ります。

1位 1時間43分 2位(おれ) 1時間45分

日本人選手団は、21人中9人ゴール!!!!!!(日本人選手は10人参加)
全部の参加人数は、140人。

>>>そろそろ日本も春めいてきたのでしょうか?雪が溶け、草や木が新しい芽を出す良い季節。小春日和のさわやかな空でのんびり飛ぶのもいいな。

もうすぐは〜るですねぇ〜♪

まだ?

しょういちろうより



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